三浦春馬さんのこと
このブログは宝塚歌劇について個人的に記録するために作成したものですが、今回は自分の気持ちの整理のために書きたいと思います。
完全なる独語ですので、読み飛ばしていただければと思います。
三浦春馬さんが亡くなってから一週間が経ちました。
私は特にファンというわけではなかったのですが、彼が亡くなり、生前のインタビュー記事や彼についての人物評を読むにつれ、なんとも言えない喪失感が大きくなるのを感じています。
SNSなどを見ると、それまで特にファンを自覚していなかった人の間に、私と同様の哀しみが広がっているようです。
なぜ、彼の死がここまで自分に(そして多くの人に)大きなインパクトを与えるのか、自分なりに考えてみました。
その答えの1つが、彼の人生に対する姿勢がある意味、今の社会がわれわれに求めている価値観を体現しているからなのかな、と思いました。
数年先の目標のために、常に自分を磨き、バージョンアップし続ける。
壁にぶつかってもそれを努力によって乗り越え、自分の成長機会とする。
周囲の人に目を配り、別け隔てなく接し、チームがうまくまわるよう配慮する。
これらは、現代を生きる多くの人が、「こうなりたい」もしくは「こうあるべき」と(程度の差はあれ)心に持っている価値観ではないかと思うのです。
私は、彼の死後、彼がとても高いレベルでこうした価値観を実践していたことを知り、そんな彼を(こうした価値観を是とするはずの)世界がつなぎとめておけなかったことに、勝手にやるせなさを感じているのだと思います。
そんな精神状態で、昨日公開された新曲「Night Diver」のPVを見ました。
すごく素敵だな、と思いました。
曲、歌声、ダンス、映像が本当に美しくて、一つの世界を表現していて、何度見ても新たな感動があります。
彼の演技や歌詞、映像の演出と、彼自身の心境を重ねてしまい、切なくなる部分もあるのですが、それを含めて彼自身の命の煌きを強く感じました。
城田優くんの追悼文にあったように、
三浦春馬くんは、彼が残したパフォーマンスの中で生き続けるのですね。
これからも、折に触れ彼の作品を見て、彼が体現しようとしたもの、エンタメの力を感じ、進んでいこうと思います。
三浦春馬さん、ありがとう。
私は、あなたのファンになりました。
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