「パッション・ダムール」千秋楽ライブ配信感想:夢は叶う
昨日、凪七瑠海さんのコンサート「パッション・ダムール~愛の夢~」千秋楽のライブ配信を鑑賞しました。
鑑賞後、なんだか胸がいっぱいになってしまって…
作品全体の感想は前回の記事で書きましたので、前回鑑賞時との比較やトークについて書きたいと思います。
前回鑑賞時との比較
生で観劇した幕開けて間もない回と比較すると、千秋楽では出演者それぞれがレベルアップしていることを実感しました。
特に驚いたのが莉奈くるみさん!
私が観劇したときには、どうしても一緒に歌う有栖さんが目立ってしまっていたのですが、昨日の千秋楽では歌の安定感が増していて、有栖さんとはまた異なる魅力を存分に発揮してましたね。
叶ゆうりさんの「Smile」も、一段と丁寧に歌われていて、心に沁みました…
懸さんの歌も、丁寧だったなぁ。
また、今回カメラワークが非常に良くて、ちょっとした表情の演技もよくとらえてくださったので、「この場面でこんないい表情してたのか!」と再発見がありました。
「ジゴロ」で凪七さんが彩さんからの電話を受ける時の表情とか、最高でしたね…
人柄、想いが伝わるトークが温かい
今回のコンサート、カーテンコールでのトークも大きな魅力でした。
凪七さんはもちろん、ふだん舞台上で多くを話すことのない雪組生たちが日替わりで話すことで、彼女たちの想いや葛藤、そしてこのコンサートで得たものが伝わってきて、応援したい気持ちが高まりました。
千秋楽でのトーク内容は、こんな感じでした。(ニュアンスです)
凪七さん「若い時は舞台の上で死ぬのが夢だった。ちょっと大人になって(舞台上で死ぬのは迷惑だし)、『タカラヅカといえばこれこれ!』という作品に出ることが新たな夢になった。だから、自分が望んでいたようなこの作品に出られて、夢が叶って、本当に信じられない気持ち。」
懸さん「今まで自分なりに必死にもがいてきたけど、今回は少し自分を客観視できた。これからもタカラヅカを愛し、タカラヅカを愛してくださる皆さんを愛し、男役道を邁進したい」
彩さん「今回、作品そのものの尊さを感じた。30分で読める本は30分で書けないし、5分で聴ける曲も5分では作れない。台本をいただけることを当たり前と思っていたけれど、その作品の裏側にある愛を忘れないようにしたい」
千風さん「『清潔で上品でロマンティック』なロマンチック・レビューは、人の心を幸せにする。『いつも心にロマンチック・レビュー』でコロナにも負けないし、人どうしの諍いさえなくなるのでは!」
毎回のトークもとても味わい深い内容でしたので、もしご興味がある方はSNSなどで検索してみてくださいね。
タカラヅカの世界で「夢を叶える」ということ
千秋楽のカーテンコールは終了アナウンス後も拍手が鳴り止まず、最後は凪七さんが緞帳前に出てきて挨拶されました。
(この前に、「千秋楽」を「初日」といい間違えて「最後の最後にやってしまった~!!」と頭を抱える凪七さん、可愛すぎでした…)
そこでのご挨拶が、とても心に残りました。
「自分の夢がこうして叶ったから言うわけではなく、夢は強く願っていれば叶うと思う。みなさんも、夢や目標がある方は、それを強く願いつつ楽しんで過ごしてください」というような内容でした。
タカラヅカの世界における夢や目標は、タカラジェンヌの数だけあるでしょう。
でも、自分の努力だけではどうにもならない要素が多い世界で、それを「叶えられた」と実感できるのは、とても素晴らしいな、と思いました。
また、決して平坦ではなかった道のりの中で、凪七さんが努力を続け男役道を探求し続けたからこそ、夢の実現を引き寄せたのだろう、とも。
「夢を叶えた」と話され、舞台の上で光り輝いていた凪七さんが、次にどのような夢を見つけられるのか…いちファンとして楽しみにしたいと思います。
そして、今回出演された雪組生たちが、自分たちの夢に向かって進んでいく姿も楽しみです!
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