月組「I AM FROM AUSTRIA」の個人的感想
月組「I AM FROM AUSTRIA」を観劇してきました。
率直に個人的な感想を書いてみようと思います。
今回の作品、事前情報で「実質主役であるエマ(美園さくらさん)のせりふ回し&歌い方が独特である」と聞いており、若干不安に感じる部分がありました。しかし、作品自体に対しては概ね好評のようでしたので、楽しみにしていたのですが…
予想以上に、自分の嗜好と美園さんの役作り&珠城さんの演技・歌が合わないと感じる結果となってしまいました。
特に1幕は、美園さんの大仰な言い回し、不自然なところで切られるセリフ、感情がうまく伝わってこない(と感じられた)歌で展開に集中できず、時間が長く感じられました…
珠城さんについては、以前からうすうす感じていたのですが、感情が表情や声から(私には)全く伝わってきませんでした。
2幕はまだ舞台に集中できたのですが、クライマックスの1つであるジョージと両親の気持ちが通じ合うシーンでは、珠城さんの演技からジョージの真心が伝わってこなかったので、心が動きませんでした。
このように、主役カップルの芝居に心が入っていかなかったので、観劇後の満足度は事前の期待を下回る結果となりました。
とは言え、最後の舞踏会の場面やフィナーレは宝塚らしく美しく楽しくてよかったです。
あと、月城さん&鳳月さんの演技&歌はさすがでした。
特に月城さんは、異次元と言っていいくらい、観客を引き込む力を感じました。
鳳月さんは、コメディとしての間の取り方がとても上手でしたね。この作品をやる以上、できれば主要キャスト全員に、これくらいのコメディセンスが欲しいところなのですが…(光月さんはめっちゃ面白かったです!)
初の観劇感想が比較的辛口になってしまいましたが、考えが違う場合は「いろんな感想があるんだな」とスルーしていただけると幸いです。
次の観劇はいよいよ「ロックオペラ・モーツァルト」。楽しみです!
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